貴金属には金(ゴールド)や白金(プラチナ)があり、現物取引のほかに、先物取引も行われています。
この先物取引では、大口ファンドや小口ファンドが、建玉を買ったり売ったりしています。
そのデータは、米先物取引委員会(CFTC)によって集計・公開されており、だれでも見ることができます。
そこで、このCFTCの建玉明細の見方を説明します。
リンク先はこちらです。
貴金属のデータを見るには、「Disaggregated Futures Only」の列の「Metals and Other」の行をチェックします。
Long Formatをクリックすると、データを閲覧できます。
その中に、PALLADIUM(パラジウム)、PLATINUM(プラチナ)、SILVER(シルバー)、GOLD(ゴールド)と掲載されています。
GOLD(金)などの表を見てみましょう。
大口ファンドのポジション
いわゆるフ大口ァンド(大口投機玉)のポジションの動向は、Managed MoneyとOther Reportablesの箇所に書かれている数字を合計します。
なお、差し引きは、投機玉ネットと呼ばれます。
小口ファンドのポジション
いわゆる小口ファンド(小口投機玉)ののポジションの動向は、Nonreportable Positions の箇所に書かれている数字を参照します。
データをグラフ化してくれているサイト
このようなデータを、グラフ化してくれている第一商品という会社があります。
http://legacy.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=7180
当該サイトでは、大口ファンドのポジションの偏り(投機玉ネット)の推移を示してくれています。
貴金属の取引をするにあたっては必須のデータとなりますので、毎週の確認を欠かさないことが大切です。