インフルエンザワクチンは妊娠中の妊婦にも推奨されています。
理由
インフルエンザワクチンは、殺したインフルエンザウイルスや、インフルエンザウイルスの一部を使ったものです(不活化ワクチン)。
つまり、生きていないインフルエンザウイルスを使っています。
したがって、ワクチン接種をしても、胎児に影響を与えることはありません。
また、ワクチン接種により胎児に異常があったとの報告はありません(先天異常なし)。
そして、インフルエンザワクチンは、接種から効果が出るまでは約2週間程度であり、ワクチンの効果は、約5ヶ月間持続します。
したがって、接種の時期としては、国内での流行期間が12月から3月のため、遅くとも12月にはインフルエンザワクチンを接種することが望まれます。
ちなみに、インフルエンザワクチンの効果は、100%ではありません。
ただし、流行ウイルスと同じタイプのワクチンを接種していた場合、インフルエンザHAワクチンでは予防効果は70〜90%と言われています。
以上のように、ワクチン接種は、インフルエンザ予防の効果的な手段であるため、妊娠期間を無事に過ごすために、妊婦へのワクチン接種は勧められています。