血液検査と基準範囲についての雑学をご紹介します☆
健康診断を受けるなどして、血液検査の結果が返ってくると、かならず、検査結果の横に、数値範囲が書かれていますね。
たとえば、こんな感じでしょうか。
この数字の範囲は、『基準範囲』と呼ばれます。
さて、この基準範囲は、どのように求められているのでしょうか?
実は、この基準範囲は、ざっくりと言えば、
「健常そうな人を集めて、約95%の人が含まれる範囲」です。
より具体的に言えば、検査データの平均値に、2×標準偏差(±2SD)を加えた範囲です。
なので、健常人のうちの約5%は、基準範囲から外れる設計となっています。
「健康な人でも、基準範囲を外れることがある」ということなので、基準範囲を外れても、それが異常を意味するわけではないということになります。