身の回りの高分子には、たとえば容器や繊維があります。
容器
身近な容器であるペットボトルはPET(ポリエチレンテレフタレート)からできています。
また、スーパーで見かけるような白い皿は、ポリスチレンからできています。
家電製品のキャビネットには、ポリプロピレンが中心となっていることが多いです。
さらに、バケツには、ポリ塩化ビニルや、ポリエチレンが用いられています。
繊維
繊維は、天然繊維と、合成繊維に分類され、身近では、衣服や装飾品に用いられています。
天然繊維の代表例は、綿(コットン)、麻、毛(ウール)、カシミヤ、絹(シルク)などです。
合成繊維の代表例は、ナイロンと、ポリエステルです。
ナイロンは、単位分子がカルボキシル基COOHとアミノ基CONHとの間の「アミド結合」によって結合したものです。
また、ポリエステルは、単位分子がカルボキシル基COOHとヒドロキシル基OHとの間の「エステル結合」によって結合したものです。