遠隔診療(オンライン診療)を受けるための方法と流れを説明します。
遠隔診療には、健康保険を使う「保険診療」と、健康保険を使わない「自由診療」がありますので、それぞれ紹介します。
受診の流れ
保険診療の場合
健康保険を使って3割負担で診察を受けるときは、つぎのような流れになります。
1.遠隔診療を実施している医療機関を探す
遠隔診療で健康保険を使うには、初診は必ず対面で行うのがルールです。
したがって、まずは通院できる範囲で、遠隔診療できる医療機関を探します。
2.対面診察を受ける
対面診察をして、医師の診断を受けます。
診断のために、血液検査、画像検査、触診などが必要になることもあります。
3.再診を遠隔診療にするか医師が決める
医師の判断で、2回目以降の診察を遠隔診療にすることができます。
4.遠隔診療を受ける
スマートフォンやタブレットを通じて、診察を受けます。
カメラを通じて、患者の顔色などの外観を把握したり、体温計・血圧計・脈拍計などの機能を持ったウェアラブル機器からのデータを確認したりすることがあります。
5.薬や処方箋が家に届く
薬が必要なとき、院内で調剤できるものは自宅に届けてもらえます。
また、院内で調剤ができないときは、処方箋が送られてきますので、薬局で薬を受け取ります。
健康保険が使える病気
なお、オンライン診療の場合、健康保険を使える病気には一定の制限がありますので、こちらのページで紹介しています。
自由診療の場合
美容整形,歯列矯正,薄毛治療など、健康保険を使えない自由診療の分野では、つぎのような流れになります。
1.遠隔診療を実施している医療機関を探す
居住地に関係なく、全国の医療機関の中から、自分の目的に合った医療機関を探します。
※保険診療の初診では「対面診察」が必要ですが、自由診療の初診では「オンライン診察」が可能です。
2.オンライン診察を受ける
オンラインで、医師の診察を受けます。
内容によっては、次回に来院して対面診察をすることが必要になる場合があります。
3.薬や処方箋が家に届く
薬を希望したときは、院内で調剤できるものは自宅に届けてもらえます。
また、院内で調剤ができないときは、処方箋が送られてきますので、薬局で薬を受け取ります。