仮想通貨のチャートは、ローソク足で表示されることが一般的です。
このローソク足で、反転サイン(反転の予兆)とされているものが、いくつかあります。
ここでは、『包み足』、『はらみ足』、『かぶせ線』、『切り込み線』を解説します。
包足
包み足は、「抱き線」や「アウトサイドバー」とも呼ばれます。
一本目のローソク足の高値と安値を、二本目のローソク足の高値と安値が完全に包んでおり、一本目の高値(または安値)を、二本目のローソク足の終値が超えます。
はらみ足
はらみ足は、「はらみ線」や「インサイドバー」とも呼ばれます。
一本目のローソク足の高値と安値に対して、二本目のローソク足の高値と安値が完全に収まっており、一本目の実体部分に、二本目のローソク足の実体部分が収まります。
かぶせ線
この「かぶせ線」は、上昇相場で、陽線の中心を割込んで、次のローソク足(陰線)が引けてしまう状況です。
高値圏でのかぶせ線の出現は、天井を打ったシグナルである可能性があり、相場転換(下落)を示唆します。
切り込み線
この「切り込み線」は、下落相場で、陰線の中心を、次の陽線の終値(おわりね)が上回る状況です。
このローソク足の組み合わせは、売り勢力が弱まっていることを示唆します。
したがって、切り込み線の底値圏での出現によって、底打ちのシグナルの可能性を考慮することができます。