ウロセプシスとは、尿路感染症を原因とする敗血症の意味です。
尿路感染自体は、さまざまな原因で発症します。
細菌が自然に侵入するほか、尿路についての手術や、膀胱鏡、尿道カテーテルの留置・抜去、あるいは、尿管ステントの留置などの際に感染する場合があります。
このとき、たとえば、尿が出にくい感染患者は、腎盂内圧が上がることで、尿中細菌が血中に移行し、その結果として、ウロセプシスとなります。
ウロセプシスは、エンドトキシンショック、播種性血管内凝固症候群(DIC)、多臓器不全(MOF)などにつながる場合があるため、注意が必要です。