CLSIとEUCASTの違いとは?

EUCAST(European committee on Antimicrobial Susceptibility Testing)と、CLSI(Clinical and Laboratory Standards Institute)は、ともに、薬剤感受性試験成績を解釈するための基準(= ブレイクポイント:BP)を提唱する団体です。

ここで、ブレイクポイント(BP)とは、抗菌薬の薬剤感受性試験によって得られる最小発育阻止濃度(MIC)などから、抗菌薬の治療効果を予測するために使用する基準値です。

ブレイクポイントには、「微生物学的ブレイクポイント」と「臨床的ブレイクポイント」とがあります。

EUCASTとCLSIの違いは?

さまざまな違いがありますが、たとえば以下のものがあります。

BPの設定方法

EUCASTの内容は、臨床的ブレイクポイントが主体であるのに対し、CLSIの内容は、微生物学的ブレイクポイントが主体です。

すなわち、両者はブレイクポイントの設定方法が異なります。

判定結果

EUCASTは、薬剤感受性試験結果を、ブレイクポイントによって、有効(S)、中間(I)あるいは無効(R)に分類します。

一方、CLSIは、薬剤感受性試験結果を、ブレイクポイントによって、感性(S)、中間(I)、用量依存(S-DD)、あるいは、耐性(R)に分類します。

費用

EUCASTは情報を全て無料で公開していますが、CLSIは有料です。

耐性菌か否かの判定

菌種によりスクリーニング方法が異なる場合があります。