触媒のレドックス(redox)サイクルとは、触媒自身の酸化・還元サイクルのことです。
ニトリド錯体(nitrido complex)とは、配位子として、N3-を含む錯体です。
帰属価格とは、留保需要されたものを評価する価格を指します。
留保需要されたものは、市場において取引の対象とならず、それゆえ取引額は明示されませんので、その評価額の計算の際は、市場に売却のうえ買い直したと仮定し、そのときの価格を「帰属価格」と呼びます。
サルゴ裁判とは、アメリカにおける裁判であり、インフォームドコンセントの法理が初めて示されたことで知られています。
大動脈造影のために使用された麻酔によって半身不随となった患者のマーティン・サルゴ氏は、検査の危険性に関する事前の説明が不十分であったとして、大学病院に対して訴訟を起こしたところ、裁判所は、患者の同意を得るためには、医師は危険性を十分に説明する義務が有ると述べました。
イージーピールとは、容器や包装などを、いわゆるヒートシールにより封緘し、開ける時に剥がしやすくすることです。
通常、紙、アルミ、プラスチックフィルムの片面に、 ホットメルト接着剤を塗布します。
たとえば、シール性とピール性を両立させるために、エチレン−αオレフィン共重合体とTPRなど相溶性の低いポリマーをブレンドする例があります。
FDPとDダイマーの違い
FDPとDダイマーの関係とは?
FDPは、フィブリンおよびフィブリノゲンの分解産物の総称であり、下記のDダイマーを含む概念です。
FDPとは
FDPは、fibrin/fbrinogen degradation products の略です。
血管内皮細胞で産生されるプラスミノゲンアクチベータ(組織プラスミノゲンアクチベータ)が、プラスミノゲンを活性化し、その活性化されたプラスミノゲン(プラスミンといいます)が、フィブリンおよびフィブリノゲンを分解することで、FDPが産生されます。
Dダイマーとは
フィブリンが溶解するとき(二次線溶)、安定化フィブリンがプラスミンによって分解され、種々の高分子中間産物を経て、最終的に生産されるものの一部が、Dダイマー(Ddimer)です。
血中のDダイマーの存在により、体内の二次線溶の発生状況の詳細を検討することができます。
ゴムとエラストマーの違いとは?
ゴム
小さな外力により変形し、その力を取り除くと原型に戻る性質を持つ物質をいいます。
加硫・未加硫に関係なく、上記の性質を示す物質を総称してゴムといいます。
エラストマー
弾性に優れた高分子物質のことをいいます。
おおむね、室温でヤング弾性率が106~107Nm-2であり、引っ張り強度が5×106以上である物質です。
典型的には、加硫されたゴムが該当します。
ゴムとエラストマーの違い
上記のように、「ゴム」という用語も、「エラストマー」という用語も、特定の物質を指す用語ではありません。
両者ともに、物質の有する性質に着目した概念です。
両者の概念は、一部重複するようですが(加硫ゴムなど)、完全に一致はしません。
なお、ゴムとエラストマーの定義については、技術者によっては、ここで記載したものと異なる考え方をしている場合も多々ありますので、用語の意味するところについては、遭遇するたびに確認したほうがよいでしょう。
ブルームとブリードとは(ゴム用語)
ゴムの表面に配合剤が移行し、結晶化したり液体でにじみ出てくることがあります。
粉であればブルーム(ブルーミング)、液体であればブリードと呼ばれます。
リガンド効果とは?(触媒用語)
リガンド効果とは、主成分の金属間における電子的な相互作用により、活性や、選択性および寿命が変化することです。
パソコンが起動する仕組みをかんたんに解説。
豆知識としてご紹介。
パソコンは、つぎのように起動します。
電流が流れる
パソコンの電源を入れると、CPUその他の部品に電流が流れます。
クロック周波数の発生
マザーボード上のクロックジェネレータが、一定の周波数の「クロック周波数」という信号(クロック信号)を発信します。
このクロック信号に合わせ、CPUその他の部品が動きます。
クロックジェネレータには、水晶振動子が使われ、一定の電圧がかかるとクロック周波数が出ます。
起動のプログラムを読み込む
CPUが動くと、BIOS(Basic Input Output System)と呼ばれる記憶装置から、起動プログラムをメモリに読み込みます。
グラフィックスカードの初期化
BIOSから呼び出された起動プログラムは、グラフィックスカードを初期化します。
グラフィックスカードとは、画面に画像を表示するときに使う基盤です。
異常の有無の確認
メモリ、ハードディスク、キーボードなどに異常がないかチェックします。異常があれば、ビープ音を発生します。
IPLの読み込み
CPUは、ハードディスクから、OSを起動するためのプログラムを、メモリに読み込みます。
このプログラムは、IPL(Initial Program Loader)と呼ばれます。ブートストラップローダーとも呼ばれます。
IPLは、ハードディスクの一番外側のトラックの最初のセクタに保存されています。
OSの読み込み
CPUは、IPLの命令に従って、OSをハードディスクから読み込みます。
まず、中核的なシステムファイル(カーネル)を読み込み、その後、その他のシステムファイルを読み込みます。
デバイスドライバの読み込み
OSのシステムファイルが、ハードディスクから、周辺機器を動かすためのプログラムを読み込みます。
このプログラムは、デバイスドライバと呼ばれます(単にドライバとも呼ばれます)。
周辺機器とは、ディスプレイ、プリンタなどです。
ログオン画面表示
カーネルは、デバイスドライバを読み込んだ後、ログオンプログラムを起動します。
デスクトップに、ログオン画面が表示されます。
常駐プログラムの起動
最後に、ウイルスソフトなどの常駐ソフトが起動します。
以上、かんたんでしたが,まとめでした。