最高裁平成12年2月18日第二小法廷判決 論点 無効審決取り消し訴訟は、無効審判請求人の一部の者が、単独で提起できるかどうか。 事実関係 ・Yは特許権者 ・Xと訴外2名は、無効審判請求人 ・特許庁 無…続きを読む
カテゴリーアーカイブ: 法律
判定の法的性質(昭和42年(行ツ)第47号、最高裁昭和43年4月18日第1小法廷判決)
最高裁昭和43年4月18日第1小法廷判決 論点 特許発明の技術的範囲に関する判定が行政訴訟の対象となる行政処分か否か? 事実関係 ・Aは、自分の製品が、B社の登録実用新案にかかる考案の技術的範囲に入る…続きを読む
審判書における理由記載の程度(昭和59年(行ツ)第134号、昭和59年3月13日第1小法廷判決)
昭和59年3月13日第1小法廷判決 論点 審決書に書く審決の理由は、どの程度詳しく書けばよいのか。 事実関係 ・特許権者(甲)は、「非水溶性モノアゾ染料」の発明について、特許をとった。 明細書には、化…続きを読む
無効審決の確定と訂正審判・審決取り消し訴訟の帰趨(昭和57年(行ツ)第27号、昭和59年4月24日第1小法廷判決)
事件名 トレラーの駆動装置事件 論点 訂正審判の審決に対する審決取消訴訟の最中に、無効審決が確定したら、その訂正審判の審決取り消し訴訟は、どうなるのか。 事実関係 昭和43年 無効審判請求 昭和45年…続きを読む
誤記の訂正の意義(昭和41年(行ツ)第1号、最高裁昭和47年12月14日第1小法廷判決)
事件名 フェノチアジン誘導体事件(最高裁昭和47年12月14日第1小法廷判決) 論点 特許請求の範囲に誤記があるときに、その誤記の訂正をすると、特許請求の範囲を実質的に拡張するものとなる場合、その訂正…続きを読む
補償金支払い請求のための警告(昭和61年(オ)第30号、最高裁昭和63年7月19日第3小法廷判決)
事件名 アースベルト事件 論点 出願公開後に警告した後、補正したら、改めて警告が必要か? 事実関係 ・出願人Xが、自動車の後部に垂らしてアースしながら走れるベルトについて実用新案登録出願をした。 ・Y…続きを読む
訂正審決の確定と無効審決取消訴訟の帰趨(平成7年行政(ツ)第204号、最高裁平成11年3月9日第3小法廷判決)
事件名 大径角型鋼管事件(だいけいかくがたこうかんじけん) 論点 無効審判の審決取り消し訴訟中に、訂正審判が確定したときは、その無効審判の審決取り消し訴訟は、どうなってしまうのか。 事実関係 ・Xは…続きを読む
生理活性物質測定事件「方法の発明に関する特許権の効力」(平成10年(オ)第604号、最高裁平成11年7月16日第二小法廷判決)
事件名 生理活性物質測定事件(カリクレイン事件) この判決に関する特許法上の論点 方法の発明に関する特許権の効力 事実関係 ・Xは、特許権者であった。 ・特許は「生理活性物質測定方法(カリクレインの生…続きを読む
膵臓疾患治療剤事件「後発医薬品と試験研究」(平成10年(受)153号、最高裁平成11年4月16日第2小法廷判決)
事件名 膵臓疾患治療剤事件 論点 製造承認申請のための各種試験と、それに供する製剤の製造を特許期間中に行うことが許されるか? 事実関係 ・特許権者Xは、膵臓の治療剤にかかる発明について、特許を受けてい…続きを読む
ボールスプライン事件「均等成立の要件」(平成6年(オ)第1083号、最高裁平成10年2月24日第三小法廷判決)
事件名 ボールスプライン事件 論点 均等の要件とは? 事実関係 ・甲は特許権者であり、「無限摺動用ボールスプライン軸受」という発明Xの特許権者であった ・乙は、似たような製品Yを製造販売していた ・甲…続きを読む