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自発的な残業に残業代(時間外手当)がつく条件

残業代について、たびたび問題になるのは、自主的に残って残業をしても、残業代を請求できるのかという問題です。

解説

基本的な考え方としては、従業員が自主的に残って残業していても、上司がそれを知ったうえで放置していれば、黙示の指揮命令があったとみなして、残業時間と判断されます。

つまり、『残業は必要ない』と労働者に帰宅を命じているなどしていないので、それは残業の指示や許可があったものとして取り扱われるのです。

ただし、ただ残っていればよいわけではなく、残業の内容が重要です。

すなわち、会社の業務との関連性が重要です。

通常の仕事であれば、もちろん、残業として評価されます。

しかし、たとえば自由参加の勉強会であれば労働時間にならないと考えられています。

ただし、もしも会社(使用者)の実施する勉強会などで、それが使用者から強制されたものであれば労働時間になると言われています。

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会議や打ち合わせに遅刻したときの言い訳

仕事をしていると、会議や打ち合わせなどのアポイントメントに遅刻をすることがあります。

正直に「寝坊しました」、「仕事が忙しくて」などと言うと、『この人は大丈夫なんだろうか』と相手に心配を与えてしまい、信頼を失う危険があります。

かといって、何も言わないと相手に失礼です。

そんなときは、一言、何か理由をつけて、自分の過失ではないと主張しておくのが無難でしょう。

ここでは、遅刻のときに使える言い訳を3つ紹介します。

1.体調不良

急な腹痛になってしまった、熱が出て薬を買いに行っていたなど、突然の体調不良に襲われたと説明します。

誰もが一度は経験することですので、すんなりと許してもらえることが多いでしょう。

2.電車が止まってしまった

行き先が電車で行くところの場合、電車が止まってしまったと言い訳することができます。

たとえば、信号機のトラブルがあった、線路に人が立ち入ったなどです。

数分から十数分の遅刻には十分に通用する言い訳です。

3.渋滞に巻き込まれた

行き先が車で行くところの場合、道路が渋滞していたと伝えるのがよいでしょう。

事故があり片道規制があったとか、道路工事の影響で渋滞していたなどと言い訳するとよいでしょう。

巻返し方法

なお、会議に遅れてしまって言い訳をしても、遅れたという事実は変わりません。

そこで、挽回するための巻返し方法として、会議で「発言する」という方法があります。

大急ぎで駆けつけて途中参加したあとでも、意見を述べることで、「きちんと考えてくるやつ」という評価を得られ、うまくいけば印象を改善させることができます。

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飲み会を断るときや抜け出すときの言い訳

会社では、参加したくないなぁと思うような飲み会が開かれる場合があります。

とくに、上司が参加するような飲み会では、敬遠する人が多いようです。

そのような飲み会の参加を断るときに使える言い訳を4つ紹介します。

あるいは、言い訳を使って、飲み会を途中で抜け出すこともできます。

明日は大切な仕事がある

「明日は○○さんと重要な会議がある」などと説明します。

そして、「資料がまだできていないので仕上げたい」、「相手先のことを勉強したい」と付け加えるとよいでしょう。

同じ会社で仕事をしているわけですから、上司や同僚は理解を示してくれるはずです。

急な呼び出しを食くらった

これは偽装工作が必要になります。

次 電話のコール音を、アラーム機能で好きな時間にあらかじめ設定しておきます。

電話がかかってきたと演出し、「急に面会の用事が入った」などと言い訳して、飲み会の前や、飲み会中に抜け出します。

ただしこの方法は何回も使うと怪しまれますので、年に数回程度が限界かもしれません。

最近お酒を飲むと体調が悪くなる

これは、相手の気分を損ねずに帰るために使える言い訳です。

「最近、お酒を飲むと、なんだか体調が悪くなってしまうから飲み会を控えている」などと説明します。

このとき、「体調が戻ったらまた今度飲みましょう!」という一言をつけることで、印象よく、飲み会を断ることができます。

しかし、多用すると「この前もそう言って帰った」と思い出されて怪しまれてしまいますので、ほどほどにしておくとよいでしょう。

家族の都合で早く帰らないといけない

家族のことはプライベートなとこなので、いつでも、何回でも使える言い訳です。

家族で晩御飯を食べる約束をしていた等と言い訳します。

あるいは、「家族の体調が悪い」または「子供の受験が近い」などということにしておけば、それ以上、同僚や上司は踏み込んでこないでしょう。

以上、飲み会への参加を辞めたいときの言い訳を紹介しました。

参考になるものがあれば、ぜひご利用ください。

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上司のメールを返信し忘れたときの言い訳

仕事が忙しいときなどには、上司のメールを確認し忘れたり、確認したのについ返信し忘れたりしてしまうことがあります。

そして、「気づいたときにはもう遅い」というケースは多々あるかと思います。

そんなときに使える言い訳を4つ紹介します。

1.自分あるいは家族が病気だった

急病などで自分や家族の体調が悪く、メールの返信どころではなかったと説明する方法です。

よほどのことが無ければ、まず許してもらえます。

2.迷惑メールに分類されてしまっていた

なぜか迷惑メールのフォルダに分類されてしまっていたと言い訳する方法です。

仕方ないと思わせることができるので、オススメです。

3.間違って消してしまった

見る前に誤操作で間違って削除してしまったと言い訳する方法です。

メールをゴミ箱に見つけたと言って、許してもらえるよう謝ります。

4.携帯やパソコンの調子が悪かった

めったに使える手ではありませんが、端末の画面調子が悪く、メールソフトが使えなかったと言い訳をします。

1日くらいの返信の遅れであれば使える手です。

NG回答例

絶対に伝えてはいけない言い訳は、『返信を忘れていました』です。

上司のことを敬う気持ちが欠けていると判断されて印象が悪くなります。

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仕事(会社)を辞めるときの言い訳

いまの仕事を辞めるときに、勤務先の会社に伝えなければならないのが、退職理由です。

具体的な転職プランがあるときは、上司や同僚に、その理由を正直に説明するのが良いと思われます。

例えば、『自分には以前からどうしてやりたい仕事があり、それが十分出来そうな環境が別にある』といった具合です。

しかし、はっきりとした転職の計画がないままに退職を願い出るケースでは問題が生じます。

たとえば、現在の職場に不満や悩みがあって、「とりあえず退職し、その後のことは辞めてから考えたい」という場合などには、理由を聞かれても正直に答えにくいからです。

そこで、ここでは、円満退職のために使える言い訳をいくつか紹介します。

1.プライベートな事情がある

プライベートな事情があるといって、事情については話さない方法です。

追求されても、断固として口を割らない姿勢を貫くことで、『きっと、よほど重要なことなのだろう』という印象を与えられますので、しょうがないなぁということで認めてもらえます。

2.実家の両親の面倒を見なければならない

親と離れて過ごす人の場合、両親の面倒を見る(介護)という理由を言い訳に使えば、必ず了承されます。

3.実家の家業を継ぐ

実家が離れている場合、退職理由として、「家業」を言い訳に使います。

『実家が農地を持っているため土地を守らなければならない』などと説明をすることで、理解が得られます。

4.学校に通う

社会人入試が一般的になってきた今日においては、大学や大学院あるいは留学で学びたいと説明する方法があります。

引き留められたとしても、すでに試験に合格し進学先が決定していると説明すればよいでしょう。

NG回答例

現在の職場への不満や悩みは、言い訳にしない方が良いでしょう。

ネガティブな印象を与えるだけで、快く送り出してもらえなくなる可能性が高くなります。

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法人口座が開けなくても大丈夫!口座なしで個人が会社を設立し起業する方法-税法上の問題なし

法人口座を開設せずに個人会社を運営する方法を解説します。

起業と口座

起業する場合、取引に使う口座が必要です。

しかし、近年、銀行側は、法人口座が悪用されるのを防止するため、法人口座の開設基準を厳しくしています。

したがって、商号を決め、登記する住所を決め、オフィスを借り、法人を設立した後で、いざ「法人口座を開設しよう」という段階で、手続きに時間がかかる事例が相次いでいます。

とくに、ネット関係の起業の場合、資本金が少ないことや、実態が把握しにくいこと等から、審査がより厳しくなっています。

これに対処するためには、綿密な事業計画書を作る、資本金を増やす、しっかりとしたホームページを作る等して、信用度を増すような対応をすれば、口座を開設できます。

ただし、これらの手続きは、非常に面倒です。

この手続きを重荷に感じて起業をあきらめてしまう起業家が、一定数、存在すると思われます。

法人口座なしでも法律上は問題ない

このように、法人口座の開設ができないと、事業をはじめられないと思っている方は、多いのではないでしょうか。

ところが、驚かれる方もいるかもしれませんが、実は、法律上、会社は口座を作る義務がありません。

つまり、会社のお金を、個人の銀行口座で管理しても、何ら問題はないのです。

法人口座を設立する理由

そもそも、法人口座を設立する理由とは、取引相手から金銭を振り込んでもらうのに使うため、また、個人と資金を分けて管理するためですから、個人名のままでもビジネスに支障がなく、さらに、個人の資金と分けて管理できるのであれば、わざわざ口座を作る必要はありません。

そもそも、会社の設立当初は、法人口座が存在しないわけですから、法律上、義務にすることができないのかもしれません。

実際の運営方法

運用方法としては、法人用に、個人口座をひとつ設けます。

その口座を、法人の口座として、会社のお金を管理し、その他の個人の口座とは、完全に切り離します。

そして、決算の際は、法人用の口座の収入を、会社の収入として書類を作成します。

また、個人の確定申告の際は、法人用の口座の収入を、個人の事業所得として計上してはいけません。

疑問点があれば、税務署に確認してみましょう。

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転職活動で会社のメールアドレスを使ってはいけない法的な理由

転職活動のメールとして、いま現在働いていることを示すため、あるいは、すぐに返事を返したいなどの理由で、会社のメールアドレスを使う人がいるでしょう。

しかし、万が一会社側に見つかると、どうなるのでしょうか?

法律上は問題に
就業時間中に私用メールを送受信する行為は、職務専念義務違反が問題となります。

労働者は信義に従い誠実に労務提供義務を履行しなければなりません。

つまり、就業時間内は、働くことに集中しなければなりません(労働契約法3条4項)。

もしもシステム管理者などにサーバーをチェックされていると、メールの内容が漏れてしまいますので、この点も要注意です。

厳しい会社であれば、懲戒処分の対象になってしまいます。

対策は、とにかく、自分専用のメールアドレスを取得して、企業と連絡を取りましょう。

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営業にでかけるフリをして転職の面接をうけたらどうなる?

近年は転職市場が活発です。

営業マンの中には、よりよい条件を求めて、転職活動をしたいという人がいるかもしれません。

しかし、職場の仲間にばれてしまっては、居心地が悪くなってしまいます。

できれば有給休暇にやりたいところですが、なかなか休みは取れません。

そこで、外回りのときにこっそりハローワークへ行ったり、転職の面接を受けたりしたらどうなるのでしょうか?

サボりと同じ

外回りのときにハローワークへ行く、面接を受けるというのは、勤務時間中に仕事をしていないこととイコールです。

したがって、労働契約の違反が問題になります。

仮にばれても、1回程度であれば、クビにはならないようです。

「解雇権の濫用」に当たるためです。

しかし、何度も面接に行くような、度が過ぎた転職活動をすると、もしもばれた時に解雇されても文句は言えなくなります。

転職先が決まるまでの間に、もしも転職活動がばれてしまったときは、反省の態度を示し、謝罪することが重要です。

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会社のPCで転職サイトを見たら違法で処分?法律面から解説。

転職活動は時間との勝負ですので、勤務中に、会社のPCで、こっそりと転職サイトにアクセスする人は多いと思います。

転職サイトを見ていることがバレると、問題になるので、なるべく、人が近づいてきたときには画面を変えたり、閲覧した後は履歴を消したりして対処することが望ましいでしょう。

しかし、もしもバレてしまったとき、処分などに発展してしまうと厄介です。

会社の物を私的に利用していると言われると何も反論できません。

職務専念義務違反

職務専念義務とは、労働者に義務付けられる、勤務中には職務に専念せねばならないといった義務のことです。

法律に規定されているものではないが、一般に、一般企業でも就業規則などで規定されている場合が多いようです。

なお、公務員は国家公務員法・地方公務員法において規定されています。

これに違反すると、減給や停職になることがあります。

つまり、勤務中に転職サイトを見ること(ネットサーフィンする)は、職務専念義務違反に問われる可能性があります。

これを防ぐには、転職サイトを全く見ないようにするしかありません。

ブラウザの閲覧履歴を消しても、システム上では記録が残るため、万が一、何らかの調査が入ってバレると面倒なことになりますので、注意しましょう。

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転職の自己PRの書き方と例文

転職活動では、履歴書を送ったのち、1回のみの面接で採用・不採用が決まる場合がほとんどです。

それゆえ、履歴書および面接でいかに自己PRできるかが勝敗を分けます。

しかし、いいプレゼンテーションをするためのポイントは沢山あり、簡単ではありません。

ここでは、記憶の片隅に留めておいてい ただければ役にたつポイントを紹介します。

基本原則と、「履歴書編」と「面接編」とに分けて、書き方を紹介します。

また、例文もいくつか紹介します。

基本原則

1 シンプルに

自己アピールの善し悪しを決めるのは、印象に残るかどうかです。

印象の違いというのは、一言でいえば「わかりやすさ」から生じます。

「わかりやすさ」には、応募者の話す速度や、職務経歴書の記載量も関係するでしょうが、重要なのは、「シンプルさ」です。

たった一回の試験ですから、あまりに多くの情報量を詰め込むのは避けましょう。

ひとつの重要なメッセージだけに全力を注ぐべきです。

すなわち、『自分を採用するメリットは何か』だけを履歴書・職務経歴書の記載や、面接の回答に盛り込みます。

この核心部分のみをアピールすれば、自然とわかりやすい自己PRになり、高評価が得られます。

核心部分を補足する事柄や、あればいい程度のものは、面接で口頭のみで話したり、職務経歴書になお書きで記載しておけばよいでしょう。

2 質問に備える

自己PRの準備は、どうしても履歴書や職務経歴書の作成や、面接でのアピール時に話す内容の準備が中心となってしまいます。

しかし、自己PRは、一般的にアピールタイムとは別に、質疑応答の時間が用意されています。

予想される質問や、詳細な説明を省略した内容などについて、あらかじめ答えを用意しておくとよいでしょう。

これらの基本原則にしたがって、履歴書と面接では、つぎの点をアピールすることに努めます。

履歴書・職務経歴書

履歴書や職務経歴書でアピールすべきことは、つぎの4点です。

1 人間性

例:真面目、誠実、協調性があるなど

→ 履歴書を丁寧に書くことでアピールしたり、履歴書の「長所」や「趣味」の欄でアピールしたりします。

2 意欲

例:向上心が強い、会社に貢献したいなど

→ 履歴書の「志望動機」の欄や、「退職理由」の欄でアピールします

3.スキル

例:営業力がある、語学力があるなど

→ 職務経歴書や、履歴書の「資格・特技」の欄、あるいは履歴書に添付する添え状でこれまでの経験をアピールします

4.過去の実績

例:売り上げ実績が多い、表彰実績が豊富など

→ 職務経歴書でこれまでの実績をアピールします

面接

面接では、履歴書や職務経歴書に記載した内容のうち、特に、前職での経験を深く掘り下げて話します。

掘り下げて話すとは、①仕事で遭遇した課題、②課題を解決するまでの方法論とその方法を採用するに至ったプロセス(思考過程など)、および、③その経験から得られた成果を説明することです。

たとえば、担当業務での実績や、管理業務の実績などをアピールすると良いでしょう。