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ファンチャートとは

今回は、ファンチャートを紹介します。

ファンチャート

ファンチャートは、機械的にラインを引く方法です。

そして、将来の値動きを予測します。

特徴としては、フィボナッチ数を応用していることです。

このような感じで使います。

ファンチャート

上昇トレンドの場合です。

安値を「始点」とします。

「高値」から垂直に線を下ろします。

安値と高値の値幅に着目し、「38.2%」、「50%」、「61.8%」など、フィボナッチ的に意味のある数字を利用して線を引きます。

これらの線は、上値抵抗線や、下値支持線として働くことがよくあると言われています。

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価格と出来高の関係

今回は、価格と出来高の関係を紹介します。

価格と出来高の関係

売買のタイミングを判断するときに、出来高も組み合わせて考えることがあります。

価格が上がるときには、「買って儲けよう」と思う人が増えるので、出来高が増えます。

価格が下がってくると、買う人が減るので出来高も減っていきます。

先行指標になる場合がある

価格が動き出す前に、出来高が先に動き出すことがあります。

たとえば、価格が下がってきたときに、「そろそろ反転する」と考えて、買いを入れる人が出てきます。

そのため、価格が反転する前に、出来高が先に増えることがあります。

このような兆候が見られたときは、「買いのタイミング」と言われています。

また、反対に、価格が上昇していても、出来高が減ってきたときは、「売りのタイミング」といわれます。

ビットコインの過去を振り返る

以前のビットコインの値動きを見ると、反転上昇する前に、出来高が増えている傾向が見て取れます。

値動きを追うときは、出来高にも注目しましょう。

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値動きの予測に使えるフィボナッチ・リトレースメント

今回は、値動きの予測に使える「フィボナッチリトレースメント」がテーマです。

フィボナッチ数列と黄金比

はじめに、フィボナッチ数列を紹介します。

こんな数列です。

連続する二つの数字を足すと次の数になります。

1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144……

このフィボナッチ数列は、後ろの数字になるほど、前の数と次の数との比率が、1.618に近づくいう特徴があります。

この比率は、見た目が最も美しいとされる「黄金比(1:1.618)」と同じ比率です。

この比率は、「フィボナッチ比率」とも呼ばれ、自然界に多くみられます。

・ひまわりの種の並び

・植物の花びらの数

・貝殻のらせん模様

この比率を、普遍的な法則として捉える考え方があります。

つまり、「自然界だけでなく、投資の世界(値動き)にも、フィボナッチ比率が関わっている」という見方です。

具体的には、フィボナッチ比率の逆数である「0.618」という数字を利用して、値動きの予測を試みます。

その試みは、「フィボナッチ・リトレースメント」と呼ばれます。

フィボナッチ・リトレースメント

フィボナッチ・リトレースメントでは、「0.618」と、つぎの数字を使って、下落している価格が反転するポイントを予測します。

各々の数字の根拠ですが、

0.382・・・0.618の二乗で算出されます。

0.500・・・0.618と0.382の中間の値です。

0.764・・・1-0.236(0.618の三乗)で算出されます。

ビットコインとフィボナッチリトレースメント

ここで、せっかくですので、ビットコインの値動きに、フィボナッチ・リトレースメントがあてはまるのかを検証してみましょう。

いったん下落が見られた2017年9月15日の価格と、2017年12月の最高値との間で、値幅を取りました。

そして、フィボナッチ・リトレースメントに基づく、反発の予測ポイントを横線で示しました。

すると…

反発ポイントが、おおよそライン上にあるのが分かります。

ある人は、「チャートは無数の投資家が作り上げた芸術作品である」と言うそうですが、まさに、その通りの結果になっていますね。

ビットコインが暴落する中において、このフィボナッチ・リトレースメントを意識していた投資家は、反発ポイントで、上がる前に買って(仕込んで)利益を出せたと言われています。

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エリオット波動理論の解説

今回のテーマは、エリオット波動理論です。

エリオット波動理論

前回紹介したダウ理論は、のちの理論に大きな影響を与えました。

その中でも、大きな支持を得た理論の一つが、ラルフ・N・エリオットが見出した株の値動きの法則です。

それは、The Wave Principal (波動理論)と称する論文にまとめられています。

ここでは、その基本原理を見てみましょう。

5つの波と3つの波

エリオット波動理論によれば、市場の動きは5つの波と3つの波の反復で構成されます。

5つの波は推進波と呼ばれ、3つの波は調整波と呼ばれます。

図は、上昇トレンドのパターンを示しており、5つの上昇波(1~5)と3つの下降波(A~C)からなります。

なお、下降トレンドのときは、パターンは逆転し、5つの下降波と3つの上昇波からなります。

小規模な波に分解できる

エリオット波動理論では、それぞれの波は、より小規模な波に分解されます。

なお、これらの小規模な波も、さらに小規模な波に分解されます。

推進波の基本ルール

5つの波からなる推進波には、基本ルールが三つ存在します。

それは、つぎのルールです。

一 2波の終点は、1波の始点を下回らない

二 1波、3波、5波のうち、3波は一番小さくならない

三 1波と4波は重複しない

エリオット波動理論の適用          

エリオット波動理論を適用するときは、1つ波動が進むごとに、次の波動の終点を予想していきます。

そうすることで、市場の将来の方向性をある程度、予測することができます。

とはいっても、あくまでも理論です。

必ずしも、理論通りにはならないということは、注意すべきでしょう。

また、もう一つ注意すべきことは、波の解釈には、通常、2つ以上の解釈が存在することです。

したがって、各解釈の確率を慎重に評価することが重要と言われています。

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ダウ理論の解説

今回のテーマは、ダウ理論です。

ダウ理論

ダウ理論は、「どんな分析手法も、ダウ理論に由来する」と言われているほど有名な理論です。

ダウ理論は、ダウジョーンズ社の設立者であるチャールズ・H・ダウ(1851〜1902年)による理論です。

ダウ理論は、100年以上前から存在する理論ですが、理論のほとんどは、今もなお現役と言われています。

ダウ理論の大前提となっているのは、「株価は需要と供給のすべてを織り込んでいる」ということです。

つまり、チャートは、将来に起きることを全て取り込んで動いているから、チャート分析で、将来の価格を予測できるということです。

その理論には、いくつかの基本原則があります。

その柱は、「市場には3つの動きがある」というものです。

主要トレンド(primary trend)

第1の動きは主要トレンドです。

大きな方向性で、強気(ブル)と呼ばれる上昇トレンドと、弱気(ベア)と呼ばれる下降トレンドがあります。

二次的調整(secondary reaction)

主要トレンドが強気の中での下落、あるいは、主要トレンドが弱気の中での上昇を、二次的な調整といいます。

日内変動(daily fluctuation)

一日の中での動きを、日内変動といいます。

 

さらに、ダウ理論は、上記の「主要トレンド」の形成について、つぎのように説明しています。

強気のトレンド

まず、強気のトレンドは、株価が前につけた高値を更新し、その後、いったん株価が下がっても、前回の高値を下回らずに、再び上昇し、高値を更新する動きです。

そのプロセスは、第1段階〜第3段階の三つのプロセスからなります。

かんたんに言えば、「先行投資家が参加する第1段階」→「多くの投資家が追随する第2段階」→「初心者が殺到する第3段階」という流れです。

第3段階では、勝っている投資家が、いつ売り抜けようかとタイミングを探っています。

その売り抜けがどんどん連鎖すると、相場は一気に急落していきます。

つまり、強気トレンドの最終局面です。

2017年のビットコインの強気のトレンドは、まさに、この3段階のプロセスを経ていましたね。

弱気のトレンド

一方、弱気のトレンドは、株価が前につけた安値を下回って下がり、いったん株価が上昇しても、前回の高値を上回らずに、再び下落し、また安値を更新する動きです。

弱気のトレンドも、第1段階〜第3段階の三つのプロセスからなります。

「株価の上昇を諦める第1段階」→「ビジネスの悪化で株価の価値が下がり売られる第2段階」→「もはや株を持っていたくないと投げ売りされる第3段階」という流れです。

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ビットコインはショートが増えた後で価格が上がる?

ショートは、いわゆる空売り(からうり)です。

したがって、「売り」のポジションが増えれば今後の価格は下がる、というイメージになりがちです。

※空売り:一定の証拠金を預託して、取引所からビットコインの現物を借り、それを売ること

しかし、実際は違っていて、

空売りのポジション量は、潜在的な「買い」の多さを表しています。

なぜなら、空売りされているビットコインは、空売りされたままではいられないからです。

ビットコインを空売りしたら、必ず、買い戻して返却しなければいけません。

また、空売りの投資家は、ビットコイン価格が上がったときに、ロスカットされる場合があり、それは、ビットコイン価格を押し上げる要因になります。

このようにして、空売りは価格の上昇につながっていきます。

なので、ショートのポジション量が急増した時は、ビットコイン価格が反発して上昇につながる傾向があります。

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損切りの設定ポイント

今回は、損切りの設定ポイントを勉強したので、ご紹介します。

損切りとは

損切りとは、負けを確定させる決済です。

負けを確定させるわけですから、なかなか「えいっ」とは、できないものです。

しかし、損切りによって、損失をふくらませずに済ませることができます。

トレードでは、必須の行動でしょう。

どこで損切りするか

重要なのが、どのタイミングで損切りするかです。

一般には、主観をはさまず、なるべく客観的に実行できるルールが望ましいと言われています。

たとえば、つぎのような損切りの方法があります。

・トレンド相場のときは、トレンドラインを割ったら損切りする

 

・レンジ相場のときは、高値と安値の外側に設定する

どれくらい外側に、損切りラインを設定するかは、

・資産が1%減少するライン とか、

・資産が1万円減少するライン とかいうように、

割合や額で決められます。

あとは、これを淡々と、冷酷に、そして無慈悲に実行するのです。

おすすめは、自動注文を設定することです。

チャートをみる手間も省けますし、ストレスも感じにくいでしょう。

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ビットコインの先物の建玉状況を知る方法(CFTC,CBOE,CME)

マーケットの建玉(たてぎょく)すなわち「ポジション」の様子を知ることで、ビットコイン相場の分析に役立つ場合があります。

ポジションとは、Long(買い)とShort(売り)のことです。

市場全体のポジションを、すべて見られるわけではありませんが、

一部のサンプルデータは、公表されています。

CFTC(全米先物取引委員会)がレポートを発表しています。

対象の取引所は、シカゴ・オプション取引所(CBOE)と、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)という、アメリカの取引所2つです。

それを参考にします。

おおよそ、過去3週間分の建玉状況(ポジション状況)をみることができます。

リンク:CFTC

もとはこんな無機質なデータです。

CFTC-CME and CBOE bitcoin futures

ディーラー、資産運用管理会社、レバレッジ投資家、その他の業者、小口投資家に分けて、建玉の変化が記載されています。

通常、注目されるのは、レバレッジ投資家です。