共晶点とは、「液相線」と「固相線」とが交わる点です。
液相線(liquidus)は、固体と平衡にある液相の側の温度−組成曲線であり、 固相線(solidus)は、液体と平衡にある固相の側の温度−組成曲線です。
なお、「液相線」と「固相線」の二つの曲線の間に水平に引いた線の両端は、その水平線に相当する温度における2相の組成を表しており、このような 二相領域における水平線を連結線(tie line)といいます。
共晶点とは、「液相線」と「固相線」とが交わる点です。
液相線(liquidus)は、固体と平衡にある液相の側の温度−組成曲線であり、 固相線(solidus)は、液体と平衡にある固相の側の温度−組成曲線です。
なお、「液相線」と「固相線」の二つの曲線の間に水平に引いた線の両端は、その水平線に相当する温度における2相の組成を表しており、このような 二相領域における水平線を連結線(tie line)といいます。
鋳型効果とは、環状化合物を合成する際に、反応系内に適当な金属イオンを共存させると、環の生成が容易になる効果をいいます。
鋳型効果を利用した環状化合物の合成は、「鋳型合成」と呼ばれます。
エマルションは、液体中に、その液体と混じらない別の液体の微粒子が分散したものです。
エマルションは、乳化剤(界面活性剤や高分子)により作成することができます。
エマルションは、o/wエマルションと、w/oエマルションとに分類されます。
o/wエマルションとは、別名「油-水エマルション」ともいい、エマルション(乳濁液)において微粒子が油のものを意味します。
一方、w/oエマルションとは、別名「水-油エマルション」ともいい、微粒子が水のものを指します。
プラスチックは、2つの状態に大別されます。
高分子が規則正しく配列する状態です。
高分子が糸玉状になったり絡まったりして存在する状態です。
上記のように、プラスチックは、高分子の配列状態の違いにより、結晶性プラスチックと非晶性プラスチックとに分けられます。
プラスチックは、すべての部分が結晶状態であるというわけではなく、結晶性プラスチックといっても、結晶部分と非晶部分とが混在しています。
プラスチック中の結晶部分の割合は、結晶化度と呼ばれる値で現されます。
(結晶化度)=(結晶領域部分)÷(結晶領域部分と非晶領域部分との和)
また、液相でも、ある温度範囲で一定の方向に分子が配列し、物性に異方性を示すことがあります。この状態を液晶状態と呼び、このような状態をとりうる高分子を液晶性ポリマーといいます。
高分子の分子間力の強さや立体構造等の違いで、高分子の集合(プラスチック)状態は異なり、結晶状態や非結晶状態となります。
なお、プラスチックは、加熱あるいは冷却されると、結晶状態や非結晶状態が変化します。
とくに、熱エネルギーを受けると、プラスチックは非晶部分の高分子鎖の動きが活発になり、結晶部は溶解します。
結晶性プラスチック、非晶性プラスチックは、共に、「ガラス転移点」と呼ばれる温度以上では、非晶部分の分子運動が活発になり、さらに、結晶部が溶解していくのに伴って剛性が低下していきます。
なお、非晶性プラスチックに較べて、結晶性高分子では、結晶部分が多く存在するので、同一の熱エネルギーが加えられたら、相対的に早く剛性が低下します。
プラスチックは、「融点」を越える温度まで加温されると、結晶はなくなり、材料は流動状態となります。
一方、溶融したプラスチックを冷却すると、分子鎖の動きは少なくなり、結晶化が起こります。
LogPowとは、化学物質の疎水性を表す指標です。
一般的に、対数値で表記されます。
この数値が大きいほど、生物中で濃縮する可能性があることを示します。また、数値が小さいほど、生物では排泄し易く、濃縮しにくいことを示します。
この指標は、化学物質の濃縮・蓄積性を予測するのに用いられます。
なお、化学物質の魚毒性(LC50 )を予測するのにも Pow が利用されます。
海外文献では Kow と標記されることが多いです。
エッグボックスとは、たとえば、ペクチンと、カルシウムイオンとが反応してペクチンが架橋構造をとること、すなわち、カルシウムイオンがペクチンの中に入り込み結合した状態をいいます。
第二世代アクリル系接着剤(SGA)とは、触媒によってラジカルを発生し、ラジカルを基点にエラストマーとアクリルモノマーとが、「グラウド重合」という化学結合をして、接着被膜を形成する接着剤です。
アザとは、有機化合物中の炭素原子が窒素原子に置き換わったことを表す接頭辞です。
環状化合物、および、長鎖状ポリアミンの命名に使われます。
マスターバッチとは、プラスチック用着色剤の一種であり、顔料をプラスチック中に高濃度に分散させたものを、ペレット状または板状としたものです。
プラスチックを加工するとき、着色のために、色剤であるマスターバッチを混和します。
なお、色剤としては、マスターバッチの他にも、「ペーストカラー」、「ドライカラー」、「リキッドカラー」、「着色樹脂」などがあります。
アセタト錯体とは、酢酸イオンCH3CO2− が酸素原子上の孤立電子対で金属イオンに配位した錯体です。
・一つの酸素原子が一つの金属原子に末端配位したもの、
・二つの酸素原子が二つの金属原子間に架橋配位したもの、
・同一の金属原子に二座でキレート配位したタイプ
などのタイプがあります。