流動床反応器とは、流動式反応器のうち、反応物を含む流体中に触媒を浮遊させて触媒を流体のように混合させることができるものをいいます。
多分子層吸着とは、吸着された分子が、層状に重なって吸着することをいいます。
たとえば、固体に気体分子が沸点近傍の温度で吸着する場合に多く見られます。
オルトトルイジンホウ酸法とは?
オルトトルイジンホウ酸法(o-TB法)とは、血糖の測定法(縮合法)です。
グルコースを酢酸と加熱し、生じる5−ヒドロキシメチルー2−フルフラールに「o-トルイジン」を縮合させ、生じる青色の複合体を635nmで比色します。
スチームストリッピングとは?
スチームストリッピング(Steam stripping)とは、蒸気を揮発成分と直接に接触させることにより、揮発成分をガス化させて系外に除外する方法のことをいいます。
段効率とは、クロマトグラフィーにおけるカラムを理論段相当高さ(H)を尺度として評価したものです。
Hは、カラム充填剤が細かいほど、あるいは、充填が均一であるほど小さくなり、その結果、段効率は高くなります。
層間化合物とは、層状化合物をもつ化合物の層と層との間に、他の「原子」、「分子」、あるいは「イオン」が入り込みできる化合物です。
たとえば、黒鉛の層間にカリウムが入り込んでできる化合物がよく知れられています。
パーオキサイド架橋とは?
パーオキサイド架橋とは、分子鎖同士を直接つなぐ方法であり、具体的には、有機過酸化物および反応助剤を用いて、分子鎖に結合している水素を引き抜いて、そこに、水素が引き抜かれた別の分子鎖を結合する反応です。
分子鎖同士の結合は、炭素と炭素との間に生じます。
反応の流れ
ROOR → 2RO・
RO・+ PーH → ROH + P・
(P−Hは、生ゴムを表す)
2P・ → PーP
バソクプロイン法とは
バソクプロイン法とは、血清に還元剤(アスコルビン酸)を含む希塩酸を加えて加熱し、さらにTCAで除タンパクすることで、Cu2+をCu+に還元して遊離させ、これにバソクプロインを結合させ、生成したキレート化合物の黄橙色を480nmで比色する方法です。
パッペンハイマー小体とは?
パッペンハイマー小体とは、赤血球内の封入体であり、普通染色でアズール好性に染まる鉄顆粒のことです。
多くの場合、網赤血球に認められます。
なお、鉄顆粒は、「ジデロソーム」と総称されます。
側副循環とは、ある血管が何らかの原因で閉塞したときに、他の血管から血液が供給されることをいいます。
例:肝硬変における側副循環
肝硬変が起きると、門脈血流が減少します。つまり、門脈→下大静脈→右心房という血流が阻害されてしまいます。
このとき、臍静脈(さいじょうみゃく)などの他の静脈を経て右心房に血液が供給されます。