高スピン錯体とは、錯体において、中心金属イオンのスピン多重度が2種以上考えられる場合に、もっとも高いスピン多重度の基底状態を有するものをいいます。
カテゴリー: 化学
最小毒性量(LOAEL:Lowest Observed Adverse Effect Level)とは、 毒性試験において有害な影響が認められた最低の暴露量のことを意味します。
アシロイン(acyloin)とは、一般式 R-CO-CH(OH)-R で示される化合物です。
つまり、両端に同一の置換基をもつα-ヒドロキシケトンの総称です。
脂肪酸エステルをエーテルあるいはベンゼン中で金属ナトリウムを作用させると、アシロイン縮合により脂肪族アシロインが生成する。
なお、アシロイン縮合とは、カルポン酸エステルを、エーテルあるいはベンゼン還流中で金属ナトリウムで還元すすることでα-ヒドロキシケトン(アシロイン)を生じる反応です。
ちなみに、芳香族アシロインは、芳香族アルデヒドのベンゾイン縮合により得られます。
高分子は多数の構造単位が連結してできています。
その構造単位の数を重合度といいます。
つまり、重合度とは、分子中の単位ユニットの数です。
イオン会合とは、気相または溶液相中に存在するカチオンとアニオンとが、静電気的な相互作用により、互いに一定の時間接近し、あたかも一組の「イオン対」として挙動することを指します。
たとえば、0.01 mol/dm3以上の亜硝酸円水溶液の電気伝導度は、硫酸亜鉛が完全に電離していると仮定して計算した値よりも、小さくなることが知られています。
ケチミンとは?(接着用語)
ケチミンとは、ケトンとアミンとが反応したものです。
ケチミンは、水と反応することで、ケトンとアミンに解離します。
ケチミンは、潜在性硬化剤の一種です。
正触媒と負触媒の違いは?
正触媒とは、反応速度を大きくする触媒です。
これに対して、負触媒は、 反応速度を小さくする触媒です。
イオン結晶において、「陽イオン」と「陰イオン」とが接した状態で、「陽イオン」の半径を小さくしていく(「陰イオン」の半径を大きくしていく)と、あるところで、「陰イオン」同士が接触し、それ以上は単位格子の一辺の単位の長さが変化しない状態となります。
この状態のときの「陽イオン」と「陰イオン」との半径比を、限界半径比といいます。
すなわち、限界半径比 = 陽イオンの半径/陰イオンの半径 で表されます。
ケトースとは、単糖のうち、ケト基を含むものをいいます。
一般的に、炭素数nのケトースは、n-3個の不斉炭素を持ちます。
たとえば、代表的なトリオース(三炭糖)であるジヒドロキシアセトンは、ケト基をもつケトースです。
身の回りの高分子には、たとえば容器や繊維があります。
容器
身近な容器であるペットボトルはPET(ポリエチレンテレフタレート)からできています。
また、スーパーで見かけるような白い皿は、ポリスチレンからできています。
家電製品のキャビネットには、ポリプロピレンが中心となっていることが多いです。
さらに、バケツには、ポリ塩化ビニルや、ポリエチレンが用いられています。
繊維
繊維は、天然繊維と、合成繊維に分類され、身近では、衣服や装飾品に用いられています。
天然繊維の代表例は、綿(コットン)、麻、毛(ウール)、カシミヤ、絹(シルク)などです。
合成繊維の代表例は、ナイロンと、ポリエステルです。
ナイロンは、単位分子がカルボキシル基COOHとアミノ基CONHとの間の「アミド結合」によって結合したものです。
また、ポリエステルは、単位分子がカルボキシル基COOHとヒドロキシル基OHとの間の「エステル結合」によって結合したものです。