粗面小胞体は、滑面小胞体とは異なり、表面にリボソームがついています。
粗面小胞体では、タンパク質が剛性され、さらに、合成したタンパク質に糖鎖をつけることなどが行われます。
滑面小胞体は、脂質などの代謝や、薬物の解毒代謝が行われます。
粗面小胞体は、滑面小胞体とは異なり、表面にリボソームがついています。
粗面小胞体では、タンパク質が剛性され、さらに、合成したタンパク質に糖鎖をつけることなどが行われます。
滑面小胞体は、脂質などの代謝や、薬物の解毒代謝が行われます。
リンパ球は、各リンパ組織から血管(またはリンパ球)というように、絶えず体内を循環しています。
このリンパ球の循環(特に、あるリンパ組織から循環し、再びもとのリンパ組織に戻ってくること)をリンパ球の「ホーミング:homing」といいます。
軟骨膜は、軟骨の大部分を被っている結合組織の鞘(さや)で、外側の繊維層と、内側の軟骨形成層からなります。
軟骨膜には血管があり、軟骨の細胞に栄養を与えます。
軟骨形成層の細胞は、軟骨基質を分泌します。
日和見感染を受けやすい宿主となり、なんらかの原因によって生体防御に障害をもつ患者を「易感染宿主(いかんせんしゅくしゅ)」、英語で「immuno-compromised host」と呼びます。
癌、骨髄疾患、糖尿病、腎不全、また、免疫抑制剤投与の患者、手術を受けている患者などがその典型的な例です。
パイログロブリンとは、骨髄腫患者の血清中に検出される異常蛋白です。
56度の加温により凝固し、100度でも溶解しない、非可逆性の性質を示します。
サイトカインは、細胞性免疫のネットワーク媒介因子の呼び名です。
リンホカインは、サイトカインの一種で、T細胞から産生されるものをいいます。
モノカインは、サイトカインの一種で、マクロファージなどから産生されるものをいいます。
補体や抗体が、微生物などの異物に結合し、結果、異物が好中球・単球・マクロファージなどの食細胞に食されやすくなることを、「オプソナイズ」と呼びます。
補体や抗体が、貧食対象に目印をつける働きをしているということです。
なお、好中球・単球・マクロファージなどの食細胞には、リソゾームと呼ばれる穎粒が存在し、リソゾーム中に含まれるリゾチーム、デフェンシン、カテプシンG、リン脂質分解酵素などが、殺菌・破壊に貢献をします。
アダプター仮説とは、DNA情報をアミノ酸に変換するときに仲介因子が存在するという仮説で、CriCkが提唱したものです。
クリックは、アダプターの一端は特定のアミノ酸に結合し、他端は特定のDNA塩基配列に結合すると考えていました。
研究の結果、このアダプターは存在することが判明しました(tRNA)。
介護うつの症状と対策を解説します。
近年の少子高齢化のなかで、要介護状態にあるお年寄りは急激に増加しています。
介助する側の家族の負担は、ますます大きくなってきています。
介護の負担だけでなく、プライベートな時間が無くなることも深刻です。
あまり外出せず、介護で家の中に閉じこもっている状態は、介護者の心身両面に大きな影響を及ぼします。
特に、認知症の介護を自宅で行っている家族の「介護うつ」の発症率は50%以上と報告されています。
認知症が進行しているほど、 介護うつになりやすいことも分かっており、介護される高齢者に幻覚・興奮・妄想・暴力・徘徊があったり、抑うつ状態などがあると、さらに割合は増すようです。
介護殺人、介護心中、自殺などの衝撃的な事件の報道をみると、認知症を介護する家族や介護職には、かなりの負担や苦悩があることが分かります。
このような介護うつが引き起こされる背景には、「疲労」、「ストレス」、「睡眠不足」、「孤独感」などがありますが、具体的な症状を紹介します。
介護うつになると、様々な症状が現れます。
少しでも当てはまると感じたら、以後述する対策を検討しましょう。
心理面では、ゆううつな気分、不安感、あせり、気分が落ち込む、意欲や集中力がない、考えがまとまらない、何をしても面白くない、などがあります。
身体面では、倦怠感、めまい、不眠になる、疲れやすくなる、食欲がなくなる、性欲がなくなる、頭痛がする、肩こりがひどい、耳鳴りがする、耳が痛くなる、便秘や下痢になる等の症状が現れます。
介助者の負担を減らすため、通所あるいは入所サービスの利用をすることが大切です。
もしも、高齢者が「家にいたい」と言っていても、デイサービスなどに行ってもらえるよう説得します。
なお「福祉サービス施設の職員の迷惑ではないか」と葛藤するかもしれませんが、決心して任せることが重要です。
うつは病気として、薬物療法で大きく改善できることが知られています。
抗うつ薬、抗不安薬、あるいは精神安定薬などで治療できます。あるいは、睡眠薬を処方してもらうことも可能です。
また、精神療法により、心の負担を減らしてもらうことが薦められます。
在宅介護で脱水にならないよう、注意すべきポイントを解説します。
在宅なのに、脱水してしまうお年寄りが多くいます。
原因は、お年寄りは筋肉が少ないので体に水分を留めておけないことに加えて、トイレに行くのが面倒と考えて水分摂取を控えたり、脱水に自分で気がつかなかったりするからです。
脱水は、最悪の場合、死亡につながってしまうため、介護者が注意することが必要です。
自宅で高齢者を介護するときは、こまめに脱水していないか確認することが大切です。
たとえば、脇の下を触って乾いていれば、少し脱水していると判断できます。
さらに、口の中が乾燥しているときは、高度に脱水していると判断できます。
そういったときは、すぐに水分補給をしましょう。
また、日頃から、水分が不足しないように、こまめに水分補給をすることが大切です。
特に夏場は汗をかくので、たとえば、スポーツドリンクなど、ミネラルが豊富なものがオススメです。
他方、食中毒などの感染症の予防も大切です。
冬場で注意すべき点は、ノロウイルス感染です。
嘔吐や下痢、食欲不振による脱水におちいりやすいので、手洗いを確実にしましょう。
人によっては、尿で体の水分を出す薬を処方されていることがあります。
これを利尿薬(利尿剤)といいます。
心臓が悪い(心不全など)、高血圧、腹水や胸水がたまる場合などに処方されます。
水分補給をしても脱水気味であったり、改善しないときは、これらが原因となっている場合があります。
薬による脱水について不安があるときは、薬を処方している医師に相談してみましょう。