「正染性」とは、組織を染色したときに、組織が染色液と同じ色に染色されることです。
また、「異染性」とは、染色液と異なった色調に染色されることをいいます。
たとえば、酸性ムコ多糖類を含む組織をトルイジン青やチオニン、メチレン青、クリスタル紫で染色したときに、異染性を示します。
「正染性」とは、組織を染色したときに、組織が染色液と同じ色に染色されることです。
また、「異染性」とは、染色液と異なった色調に染色されることをいいます。
たとえば、酸性ムコ多糖類を含む組織をトルイジン青やチオニン、メチレン青、クリスタル紫で染色したときに、異染性を示します。
混濁腫脹(こんだくしゅちょう)とは、ミトコンドリアの変化により、細胞質に好酸性の微細顆粒が充満することです。
腎臓、肝臓、筋肉などの実質臓器に起きやすいことで知られています。
プロトトロピーとは、分子間でプロトンが結合する原子を変えて移動すると同時に、二重結合も移動するプロセスをいいます。
たとえば、下記の図のような、ケト-エノール互変異性化があります。
ミアズマ病因説(=miasma theory)とは、ヒポクラテスにより作り出された説です。
蔓延する疾病は、不潔な空気(miasma:瘴気)や、汚れた水が原因であるとする考えです。
しかし、14世紀〜15世紀に至ってヨーロッパを襲った天然痘、ペスト、梅毒の大流行により、疫病は、感染することが認識されました。
ネガティブ染色とは、ウイルス粒子の形,大きさ,表面の様子を、電子顕微鏡によって観察するときに用いられる染色方法です。
ネガティブ染色では、指示膜の上に載せたウイルス粒子を、リンタングステン酸などの電子を散乱させやすい重金属塩の溶液で染色します。
この染色では、ウイルス粒子の周辺が、電子の散乱により黒く染まったように見えます。
これに対し、ウイルス粒子は、電子線が通過します。つまり、黒く染まりません。
細菌の莢膜が、特異抗体と反応し、莢膜が膨化する反応を、莢膜膨化反応と呼びます。
この莢膜膨化反応は、肺炎球菌や、インフルエンザ菌の血清型別に利用されています。
アンモノリシスは、下記の分解反応のことを意味し、加アンモニア分解とも言われます。
①液体アンモニア中で起こる分解反応
②アンモニアの水溶液中で起こる分解反応
③アンモニアのアルコール溶液中で起こる分解反応
アルカノールは、飽和アルコール、パラフィンアルコールとも呼ばれます。
つまり、アルカノールとは、アルカンが有する1個以上の水素がヒドロキシル基によって置換された化合物の総称です。
アルカノンとは、IUPAC命名規則に基づく飽和モノケトンの名称です。
主鎖に相当する炭化水素の名称「アルカン」を「アルカノン」に変えて命名されます。
たとえば、「エチルプロピルケトン」は、「3−ヘキサノン」と命名されます。
コッホは、ある微生物が特定の病気の原因菌であると認めるための条件として、下記の4つの条件を提唱しました(コッホの四原則)。
1. 特定の感染症の病変部位からは、特定の微生物が検出されること
2. 病変部位から検出された菌は、その病気にのみ認められること
3. その禁を動物に接種して感染させた場合、同じ病気を引き起こすこと
4. 感染させた動物から、同じ微生物が検出されること