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仮想通貨の銘柄選びと「メタ認知」の大切さ

今回は、仮想通貨の銘柄選びと「メタ認知」をテーマにした記事です。

はじめに…

メタ認知とは、「認知」を認知することです。

『よくわからない』とか、そんな声が聞こえてきそうですね…

たとえば、

「なんだか私、イライラしてるなぁ」

というのもメタ認知のひとつです。

要は、メタ認知とは、第三者の目で自分を見るということです。

具体的な定義は、次のようなものです。

「メタ認知とは、認知過程およびその関連事物(情報やデータなど)に関する自分自身の知識をさす。例えば、私がAよりもBの方が学習が困難であると気づいたとしたり、あるいはCが事実であると認める前にそれについて再確認しようと思いついたとしたら、それはメタ認知を行っているということだ。」—J. H. Flavell (1976,) ー引用元:脳科学辞典

仮想通貨の銘柄選びと「メタ認知」

仮想通貨を買うときに、みなさんは、どんな基準で銘柄を選んでいますか?

・直感で何となく選ぶ

・とにかく色んな種類を選ぶ

・明確な基準で選ぶ

いろいろあるでしょう。

ここで、ひとつ言えることは、直感で選ぶのはやめたほうがよい、

ということです。

ひょっとしたら皆さんも同じような経験があるかもしれませんが…

いわゆるアルトコインで損する人のパターンとして、

・名前の響きがいい

・ロゴが格好いい

・ホワイトペーパーで壮大な夢を語っている

などをもとに、購入するコインを選ぶ人だと言われています。

もし、メタ認知できていたら、買う前に「なぜ買おうとしているのか?」と自問することができます。

コインを別の視点から分析することも、できるかもしれません。たとえば、「他の人も、自分と同じような理由で買っているのかもしれない」という視点です。

こういう意味で、メタ認知の能力を上げることは、仮想通貨の銘柄選びに、ある程度、役に立つのかなぁと思います(もっと言えば、売り時も)。

ちなみに、メタ認知の能力を上げるには、自分の思考を客観的に分析することを繰り返すことが有効だそうです。

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FXの為替レートは誰が決めているのか?の答え

FXには、店頭取引と、取引所FXとがあります。

店頭取引はFX業者

店頭取引は、FX業者と、みなさん(投資家)が直接取引します。

直接取引であるため、店頭FXでは、FX業者が自由に価格を設定しています。

すなわち、売値(Bid)と買値(Ask)を、それぞれのFX業者が自由に設定しています。

そして、スプレッドの差額は、そのままFX業者の利益になります。

例えば、ドル/円が「100.00-100.05」の場合、スプレッドは5銭です。

この5銭がFX業者の利益になります。

スプレッドが大きいと、安く売って、高く買うことになるので、スプレッドの小さい業者が投資家に好まれます。

取引所FXは世界が相手

取引所FXは、FX業者が仲介をする取引方法です。

実際の取引は取引所で行われます。

上記の店頭FXでは、FX業者が任意に価格を設定していますが、取引所FXでは、外国為替市場における世界有数の複数の金融機関から価格の提供を受け、その価格の中から最も安い売り価格(売値)と最も高い買い価格(買値)を抽出し、リアルタイムで提供しています。

これは、マーケットメイク制度と呼ばれ、投資家にとって一番有利な取引レートで取引できるというメリットがあります。

ただし、取引所は、FX業者から、かならず手数料を徴収しているため、投資家にも手数料がかかるため、トータルでは、店頭取引よりも、コストが高くなる傾向にあります。

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「戻り売り」とは

下げ相場のときのトレード方法として、ショート(売り)があります。

ここで、比較的、高い確率で、下げ相場のときに、ショートで利益を得る方法として、「戻り売り」があります。

戻り売りとは

戻り売りとは、下げ相場の中で、一時的な上昇があったときに、売りポジションをとることです。

過去のビットコイン相場に当てはめると…

黄色で丸を売ったところが、戻り売りのチャンスポイントになる場所です。

これらのポイントで、ショートをすれば、利益を得られやすいです。

ちなみに、下げ相場の中で、一時的な上昇があったあと、さらに下げる仕組みとして、つぎのような説明がなされています。

売りポジションが買い戻される(利益確定)

→その買い戻し注文による上昇をみて、新規の買い注文が入る

→しかし、さらに下げると判断した人が、さらなる売り注文を出す

→やがて、買い注文が途絶える

→さらなる下落へと向かう

以上、「戻り売り」の説明でした。

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スキャルピングのメリット

スキャルピングというトレード手法とメリットを紹介します。

スキャルピングとは

トレードの中には、数秒から数分で完結する手法があり、それを「スキャルピング」といいます。

小さな値幅をとることを繰り返し、利益を積み上げる方法です。

中には、一日のうちに、100回以上もトレードする人もいるようです。

スキャルピングのメリット

この手法のメリットは、常にチャートを気にする必要がない点です。トレードするときだけ、チャートを見ればよいからです。つまり、心理的なストレスが少ないのです。

また、リスクの低減にもつながります。ポジションをもつ時間が短いので、すぐに損切りをするため、含み損をどんどん膨らませるということはありません。

さらに、自分の手法の期待値を、過去のチャードで検証しようと思ったときに、たくさんのサンプルデータが簡単に手に入ることです。直近の1周間程度のチャートを調べれば、数百回分の検証可能なデータが得られるでしょう。

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ファンチャートとは

今回は、ファンチャートを紹介します。

ファンチャート

ファンチャートは、機械的にラインを引く方法です。

そして、将来の値動きを予測します。

特徴としては、フィボナッチ数を応用していることです。

このような感じで使います。

ファンチャート

上昇トレンドの場合です。

安値を「始点」とします。

「高値」から垂直に線を下ろします。

安値と高値の値幅に着目し、「38.2%」、「50%」、「61.8%」など、フィボナッチ的に意味のある数字を利用して線を引きます。

これらの線は、上値抵抗線や、下値支持線として働くことがよくあると言われています。

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価格と出来高の関係

今回は、価格と出来高の関係を紹介します。

価格と出来高の関係

売買のタイミングを判断するときに、出来高も組み合わせて考えることがあります。

価格が上がるときには、「買って儲けよう」と思う人が増えるので、出来高が増えます。

価格が下がってくると、買う人が減るので出来高も減っていきます。

先行指標になる場合がある

価格が動き出す前に、出来高が先に動き出すことがあります。

たとえば、価格が下がってきたときに、「そろそろ反転する」と考えて、買いを入れる人が出てきます。

そのため、価格が反転する前に、出来高が先に増えることがあります。

このような兆候が見られたときは、「買いのタイミング」と言われています。

また、反対に、価格が上昇していても、出来高が減ってきたときは、「売りのタイミング」といわれます。

ビットコインの過去を振り返る

以前のビットコインの値動きを見ると、反転上昇する前に、出来高が増えている傾向が見て取れます。

値動きを追うときは、出来高にも注目しましょう。

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値動きの予測に使えるフィボナッチ・リトレースメント

今回は、値動きの予測に使える「フィボナッチリトレースメント」がテーマです。

フィボナッチ数列と黄金比

はじめに、フィボナッチ数列を紹介します。

こんな数列です。

連続する二つの数字を足すと次の数になります。

1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144……

このフィボナッチ数列は、後ろの数字になるほど、前の数と次の数との比率が、1.618に近づくいう特徴があります。

この比率は、見た目が最も美しいとされる「黄金比(1:1.618)」と同じ比率です。

この比率は、「フィボナッチ比率」とも呼ばれ、自然界に多くみられます。

・ひまわりの種の並び

・植物の花びらの数

・貝殻のらせん模様

この比率を、普遍的な法則として捉える考え方があります。

つまり、「自然界だけでなく、投資の世界(値動き)にも、フィボナッチ比率が関わっている」という見方です。

具体的には、フィボナッチ比率の逆数である「0.618」という数字を利用して、値動きの予測を試みます。

その試みは、「フィボナッチ・リトレースメント」と呼ばれます。

フィボナッチ・リトレースメント

フィボナッチ・リトレースメントでは、「0.618」と、つぎの数字を使って、下落している価格が反転するポイントを予測します。

各々の数字の根拠ですが、

0.382・・・0.618の二乗で算出されます。

0.500・・・0.618と0.382の中間の値です。

0.764・・・1-0.236(0.618の三乗)で算出されます。

ビットコインとフィボナッチリトレースメント

ここで、せっかくですので、ビットコインの値動きに、フィボナッチ・リトレースメントがあてはまるのかを検証してみましょう。

いったん下落が見られた2017年9月15日の価格と、2017年12月の最高値との間で、値幅を取りました。

そして、フィボナッチ・リトレースメントに基づく、反発の予測ポイントを横線で示しました。

すると…

反発ポイントが、おおよそライン上にあるのが分かります。

ある人は、「チャートは無数の投資家が作り上げた芸術作品である」と言うそうですが、まさに、その通りの結果になっていますね。

ビットコインが暴落する中において、このフィボナッチ・リトレースメントを意識していた投資家は、反発ポイントで、上がる前に買って(仕込んで)利益を出せたと言われています。

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エリオット波動理論の解説

今回のテーマは、エリオット波動理論です。

エリオット波動理論

前回紹介したダウ理論は、のちの理論に大きな影響を与えました。

その中でも、大きな支持を得た理論の一つが、ラルフ・N・エリオットが見出した株の値動きの法則です。

それは、The Wave Principal (波動理論)と称する論文にまとめられています。

ここでは、その基本原理を見てみましょう。

5つの波と3つの波

エリオット波動理論によれば、市場の動きは5つの波と3つの波の反復で構成されます。

5つの波は推進波と呼ばれ、3つの波は調整波と呼ばれます。

図は、上昇トレンドのパターンを示しており、5つの上昇波(1~5)と3つの下降波(A~C)からなります。

なお、下降トレンドのときは、パターンは逆転し、5つの下降波と3つの上昇波からなります。

小規模な波に分解できる

エリオット波動理論では、それぞれの波は、より小規模な波に分解されます。

なお、これらの小規模な波も、さらに小規模な波に分解されます。

推進波の基本ルール

5つの波からなる推進波には、基本ルールが三つ存在します。

それは、つぎのルールです。

一 2波の終点は、1波の始点を下回らない

二 1波、3波、5波のうち、3波は一番小さくならない

三 1波と4波は重複しない

エリオット波動理論の適用          

エリオット波動理論を適用するときは、1つ波動が進むごとに、次の波動の終点を予想していきます。

そうすることで、市場の将来の方向性をある程度、予測することができます。

とはいっても、あくまでも理論です。

必ずしも、理論通りにはならないということは、注意すべきでしょう。

また、もう一つ注意すべきことは、波の解釈には、通常、2つ以上の解釈が存在することです。

したがって、各解釈の確率を慎重に評価することが重要と言われています。

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ダウ理論の解説

今回のテーマは、ダウ理論です。

ダウ理論

ダウ理論は、「どんな分析手法も、ダウ理論に由来する」と言われているほど有名な理論です。

ダウ理論は、ダウジョーンズ社の設立者であるチャールズ・H・ダウ(1851〜1902年)による理論です。

ダウ理論は、100年以上前から存在する理論ですが、理論のほとんどは、今もなお現役と言われています。

ダウ理論の大前提となっているのは、「株価は需要と供給のすべてを織り込んでいる」ということです。

つまり、チャートは、将来に起きることを全て取り込んで動いているから、チャート分析で、将来の価格を予測できるということです。

その理論には、いくつかの基本原則があります。

その柱は、「市場には3つの動きがある」というものです。

主要トレンド(primary trend)

第1の動きは主要トレンドです。

大きな方向性で、強気(ブル)と呼ばれる上昇トレンドと、弱気(ベア)と呼ばれる下降トレンドがあります。

二次的調整(secondary reaction)

主要トレンドが強気の中での下落、あるいは、主要トレンドが弱気の中での上昇を、二次的な調整といいます。

日内変動(daily fluctuation)

一日の中での動きを、日内変動といいます。

 

さらに、ダウ理論は、上記の「主要トレンド」の形成について、つぎのように説明しています。

強気のトレンド

まず、強気のトレンドは、株価が前につけた高値を更新し、その後、いったん株価が下がっても、前回の高値を下回らずに、再び上昇し、高値を更新する動きです。

そのプロセスは、第1段階〜第3段階の三つのプロセスからなります。

かんたんに言えば、「先行投資家が参加する第1段階」→「多くの投資家が追随する第2段階」→「初心者が殺到する第3段階」という流れです。

第3段階では、勝っている投資家が、いつ売り抜けようかとタイミングを探っています。

その売り抜けがどんどん連鎖すると、相場は一気に急落していきます。

つまり、強気トレンドの最終局面です。

2017年のビットコインの強気のトレンドは、まさに、この3段階のプロセスを経ていましたね。

弱気のトレンド

一方、弱気のトレンドは、株価が前につけた安値を下回って下がり、いったん株価が上昇しても、前回の高値を上回らずに、再び下落し、また安値を更新する動きです。

弱気のトレンドも、第1段階〜第3段階の三つのプロセスからなります。

「株価の上昇を諦める第1段階」→「ビジネスの悪化で株価の価値が下がり売られる第2段階」→「もはや株を持っていたくないと投げ売りされる第3段階」という流れです。

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ビットコインはショートが増えた後で価格が上がる?

ショートは、いわゆる空売り(からうり)です。

したがって、「売り」のポジションが増えれば今後の価格は下がる、というイメージになりがちです。

※空売り:一定の証拠金を預託して、取引所からビットコインの現物を借り、それを売ること

しかし、実際は違っていて、

空売りのポジション量は、潜在的な「買い」の多さを表しています。

なぜなら、空売りされているビットコインは、空売りされたままではいられないからです。

ビットコインを空売りしたら、必ず、買い戻して返却しなければいけません。

また、空売りの投資家は、ビットコイン価格が上がったときに、ロスカットされる場合があり、それは、ビットコイン価格を押し上げる要因になります。

このようにして、空売りは価格の上昇につながっていきます。

なので、ショートのポジション量が急増した時は、ビットコイン価格が反発して上昇につながる傾向があります。