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血糖値の高い人がヘモグロビンA1cの値が0.1下がっても喜んではいけない理由

糖尿病の患者など血糖値の高い人が、血糖値の1〜2ヶ月の推移をみるために測る項目に、ヘモグロビンA1cがある。

血糖値が高いままだと、ヘモグロビンA1cの値は高いままだ。

しかし、血糖のコントロールをしていれば、この値は維持あるいは低下することになる。

ゆえに、患者はヘモグロビンA1cの値の些細な変化にも一喜一憂することになる。

たとえば、1ヶ月前より0.1下がったから成果が出た、あるきは、0.1上がったから成果ぎ出なかったといった具合に。

しかしながら、ここで、検査というものには、必ず誤差を含むものであることを知っておかなければならない。

同じ血液を二回測ると、0.1ずれることはあり得る。

0.1程度の変動では、喜んでも意味がないかもしれないし、また、落ち込む必要はないのかもしれないということだ。

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医学用語メモ

 

トロンビンとは

トロンビンは、血液凝固因子Ⅱaであり、フィブリノゲナーゼともいいます。

プロトロンビンが凝固因子Xaにより切断されることで、活性をもつトロンビンになります。

トロンビンは、フィブリン生成や、血小板凝集、細胞増殖、ホルモン分泌などを誘導する機能を持ちます。

酵素について

  • オキシターゼ・・・酸素を付加する
  • キナーゼ・・・燐酸を付加する
  • デヒドロゲナーゼ・・・脱水素酵素類
  • アンヒドラーゼ・・・水をとる
  • プロテアーゼ・・・タンパク質を分解
  • リパーゼ・・・脂質を分解

腎機能検査

腎臓の機能は、①不要な最終代謝産物、老廃物、薬物などの排泄、②電解質バランス、浸透圧、酸塩基平衡の調節、③エリスロポエチン、ビタミンDなどの物質の産生、④レニンーアンギオテンシンーアルドステロン系の活性化と制御、⑤糖や薬物の代謝などです。

腎疾患

腎疾患はおもな障害部位によって、糸球体疾患、尿細管性疾患、腎間質性疾患に大別されます。

腎検査

・BUN、クレアチニン、尿酸

→腎機能低下に伴って上昇します

・β2ミクログロブリンやαミクログロブリン(尿細管性蛋白質)

→糸球体障害では血中濃度が増加し、尿細管障害では尿中濃度が増加します

・N-アセチルグルコサミニダーゼ(NAG)

→近位尿細管上皮細胞中に存在する蛋白質分解酵素であり、尿細管障害により逸脱し尿中に増加します

・内因性クレアチニンクリアランス

・フェノールスルホンフタレイン排泄試験(PSP試験)

・フィッシュバーグの濃縮試験

心電図検査

・肢誘導

心臓を、垂直方向で分析しています。

Ⅱ、Ⅲ、aVFは、心臓の下部を見ています。
Ⅰ、aVLは、心臓の左側(側壁)を見ています。

・胸部誘導

V1~V4は、心臓の前壁を見ています。
V5、V6は、心臓の側壁を見ています。

・P波、QRS波、T波

P波は、心房の興奮を表します。

上向きの波は、すべてR波です。
R波の手前で、下向きの波はQ波です。
R波より後で、下向きの波は、S波です。

S波とT波の間のスロープをST波といいます。

・波形

上向きの波は、電極に対して向かってくる波です。
下向きの波は、電極から遠ざかる波です。

・心拍数

記録紙の小さな四角は、0.04秒であり、5つの四角で0.2秒。

・正常心電図

QRS波は、波形では、V1からV5にかけて、R波が徐々に高くなります。
一方、S波は、徐々に低くなります。

 

P波(心電図)

洞房結節は、右房の右端にあります。

右房がまず興奮し、左房の興奮は少し遅れます。

右房負荷

右房成分が大きく、尖鋭化します。

肺疾患で見られることが多く、肺性P波ともいいます。

左房負荷

Ⅱ  左房成分が大きく、二峰性となります。

V1 左房成分は下向きと成り、P波は二峰性となります。

電解質異常(心電図)

・低カリウム血症

U波の出現

・高カリウム血症

テント状T波、WideQRS、洞停止、心室細動

・低カルシウム血症

QT延長

・高カルシウム血症

QT短縮

膵臓について

膵臓は、内分泌の機能、および、外分泌の機能を持ちます。

内分泌部分は、膵島(ランゲルハンス島)と呼ばれる細胞の集まりからなります。

α細胞は、グルカゴンを分泌し、β細胞は、インスリンを分泌しています。

グルカゴン

グルカゴンは、肝細胞に働き、グリコーゲンのグルコースへの分解を促進したり、乳酸やアミノ酸からのグルコース形成の促進をしたりします。これらの働きにより、血中グルコース濃度が上昇します。

なお、高血糖は、α細胞のグルカゴン分泌を抑制します。

インスリン

インスリンは、細胞に作用し、グルコースが細胞に拡散するのを促進します。

また、グルコースからのグリコーゲンの合成を速め、細胞によるアミノ酸の取り込み及びタンパク合成を促進します。これらの働きにより、血中グルコース濃度は低下します。

なお、低血糖は、β細胞のインスリン分泌を抑制します。

内分泌

内分泌腺には、下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、松果体があります。

これらから分泌されるホルモンは、特定の標的細胞に作用を及ぼします。

脂溶性ホルモンは、標的細胞の中にある受容体に結合することで、作用を及ぼします。

また、水溶性ホルモンは、標的細胞の細胞膜の一部に結合することで、作用を及ぼします。

なお、水溶性ホルモン自身は一次メッセンジャーであり、ホルモンの作用により、細胞内では二次メッセンジャーであるcAMPが産生されます。

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呼吸器疾患について

呼吸器疾患について

 代表的な呼吸器疾患を列挙します。

・慢性呼吸不全(CRF)

・かぜ症候群
→病態ウイルスによる上気道感染

・肺炎
→病原体感染による肺実質の炎症

・肺結核症
→結核菌による感染症

・非結核性抗酸菌症(NTM,MOTT)
→非結核性の好酸菌による感染症

・肺化膿症
→肺実質を主体とする炎症で、肺組織の壊死を伴います

・膿胸
→化膿性変化により胸膜腔に膿が貯留した状態

・肺真菌症
→真菌による肺の感染症

・PIE症候群
→好酸球増多を伴う肺疾患 ・気管支喘息
→気道の慢性炎症に伴う可逆性の気道閉塞、および、気道反応性の冗進

・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
→有毒な粒子・ガスの吸入により生じた肺の炎症反応に基づく進行性の気流制限を呈する

・特発性間質性肺炎(IIP)
→肺の間質を病変の主座とする原因不明の炎症性疾患

・肺血栓塞栓症(PTE)
→肺動脈が血栓などの塞栓子により閉塞して生じる疾患

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PCL:後十字靭帯損傷の症状とリハビリや回復までの体験記

昨年にフットサルをしていた際、転倒して左膝の後十字靭帯の断裂を経験したので、同じ怪我をした人のために、回復までの経緯を参考のために書いておきます。

事故

フットサルの試合中に、前のめりに転倒。

そのあと、膝に痛みを感じ、何かがおかしいと感じる。

コートの外で座って休んでいると、膝の皿の下の腱がベッコリとヘコんでいることに気がつく。

打撲と考えていたので、その影響かもと考えたが、ひとまず痛みでフットサルは続けられないので、とりあえず帰宅することにする。

とても痛かったが、足を引きずりながら電車に乗って帰宅。

ところが、膝は次第に腫れ、水が溜まってくる。

膝はグラつくし、何かおかしいと感じる。

病院へ

ひとまず近所の整形クリニックへ行く。

レントゲンは異常がなかったが、先生が膝を前後に動かすと、膝が前後に動く幅が大きく、「前十字靭帯の損傷ではないか」と言われる。

膝を支える靭帯が損傷しているせいで、膝がグラつくのだということだった。

MRIを撮らないと損傷なのか切断なのか詳しくは分からないということで、大学病院を紹介してもらう。

その後行った大学病院で撮影したMRIを見ると後十字靭帯が完全に切れていた。

なお半月板については異常はなかった。

いわゆるPCL単独損傷といわれる怪我と診断される。

これのせいで、足のひざ下部分が、後方にズレてしまうらしい。

ドクターに手術になるのかと尋ねると、手術するのは、10人に1人程度と教えられる。

たとえば、靭帯の損傷の他に、半月板が損傷していたりとか重症の場合らしい。

PCL単独損傷の場合、ほとんどの人は、時間が経つと靭帯がくっ付き、スポーツ復帰できると教えられた。

リハビリとしては、左足の太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えることで、足のズレをサポートできると言われた。

そして、スポーツ復帰までの期間は3ヶ月くらいで、そのころから軽いジョギングを始めて良いとのこと。

また、頻繁に通院する必要はなく、3ヶ月後に様子見で再診に来てくれれば良いと言われる。経過

はじめの1ヶ月は、溜まっていた水が引いたくらいで、痛みはそのまま。

膝を曲げると痛いので、なるべく膝を伸ばしたままでいる必要があり、日常生活にかなりの支障があった。

しかし、リハビリはやる気が起きずに全くやっていなかった。

膝には負担をかけないような生活をしながら、ジョギング可能と言われた3ヶ月を迎えた。

3ヶ月経つと、確かに少し膝のグラつきは減り、ふつうに歩ける程度にはなった。

ただし、ひざのグラつきは残っていたし、膝を曲げるとまだ痛みが出る。

たとえばスクワットのような動きをすると、痛みが出て、90度まで曲げることはとても無理だった。

半月板などの損傷が怖かったので、ランニングせず、もうしばらく様子見をすることに。

それから徐々に痛みは消えていき、ようやく安心してジョギングをはじめられたのは、6ヶ月経過した頃だった。

まとめ

PCLを完全に断裂した場合、リハビリを適切にすれば、3ヶ月程度で復帰できると言われているようですが、経験上、3ヶ月間では、全力疾走するようなスポーツには、まだ不充分だと思います。

ふつうの人、つまり早期のスポーツ復帰をしたい特別な理由がない人ならば、半年間は安静にしたほうが良いと思います。

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肝マーカーの見方

・AST/ ALT 比>5で,ALT がほぼ正常であれば,肝臓以外の障害による AST 上昇と考える.

・骨疾患ではγ–GTP は上昇しないため、 γ–GTP 上昇を伴わない ALP 単独の上昇があれば、まずは骨由来と考える.

・総ビリルビン上昇時は、直接ビ リルビンの上昇の場合は肝由来と考え、間接ビリルビンが高値の場合は溶血性貧血やGilbert 症 候群を考慮する(肝疾患で間接ビリルビンが上昇することは稀)。

・肝胆道系由来の肝障害は「肝細胞障害型」 「胆汁うっ滞型」「肝合成能低下」の 3 つのパターンがある。

AST,ALT 優位の上昇(正常上限との比で ALT/ALP 比>5は、肝細胞障害型、ALP優位の上昇(ALT/ALP 比<2)は胆汁うっ滞型と考え、肝合成能低下はアルブミンやプロトロン ビン時間(PT)で判断する。

その他

AST

ASTは肝細胞内のほか、細胞内や赤血球内にも存在している。

注意すべきことは、AST上昇をみたら肝疾患ばかりを考えるのではなく、心筋梗塞や溶血性疾患を鑑別にあげることである。

ALT

ALTは主に肝細胞内に存在する酵素であるから、肝細胞障害に対する特異性はASTよりも高い。

ASTとALTの比較

仮にASTとALTが正常域にあってもも、AST<ALTの場合には慢性肝炎や脂肪肝の可能性を考える。

なお、ASTの血中半減期は約5~20時間で、ALTの血中半減期は約40~50時間といわれる。

急性肝炎の患者がAST優位のときは、急性期と判断でき、ALT優位のときは急性期を過ぎたと判断 できる。

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患者さんと呼ぶ理由

私が働いている病院では,何年も前から,どんな職種の人でも,患者のことを「患者さん」、あるいは、苗字に「さん」を付けて呼ぶように統一されています。

「患者さま」とか「〇〇さま」とは呼びません。

最近、こういう病院は増えていると思います。

これには,はっきりとした理由があるそうです。

時代の流れで,患者さんの権利意識や顧客意識が高まってきているため,「さま」を付けて呼ぶことで,その意識が現場でさらに高まるのを防ぐ目的だそうです。

要は,患者さんの態度が大きくなるのを防ごうということです。

「さま」を付けずに呼ぶことには,そんな病院のリスク管理的な意味があるんですね。

なお、ほかにも、医療従事者と患者さんは「対等」という考え方も影響しているとは思われます。

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新型コロナのワクチンが完成したらややこしそう

新型コロナウイルスの感染拡大により、経済活動が制限されていますね。

そんな中、新型コロナウイルスのワクチンが研究開発されていて、その完成が期待されています。

しかし、です。

ワクチンが完成すれば、本格的な経済活動が始められるのでしょうか?

違いますね。

優先順位の議論があることからも分かるように、仮にワクチンが完成しても、国民に打ち終わるのには、時間がかかります。

ワクチンが完成しても、多くの人が「順番待ち」という状態になります。

 

 

 

それに、全員が打てるわけではありません。

健康に問題があるなどの理由で、打てない人もいるでしょう。

さらに、有償となれば、経済的理由で打てない人も出てくるはずです。

そんな状況では、何かの目的で人が集まろうとするときに、問題が生じますね。

たとえばイベント。

(ここに集まっている人たちはワクチン接種したのかなぁ?)

誰もがこんな不安を感じるでしょう。

それを防ぐため、『ワクチン接種をした人だけ参加可能です』みたいな条件が課されることはあり得るかもしれません。

つまり、ワクチン接種の証明書が求められる事態もありえるかもしれません。

ただ、これにも、問題があるんですよね。

ワクチンは、完璧な抵抗力を見身につけられるものではないからです。

すなわち、感染を完全に防げるものではないんですね。

それに、免疫力によっては、ワクチンを打っても、十分量の抗体が作れない人もいます。

イベントの参加者をワクチン接種者に限定しても、理論上は、それで感染が防ぎ切れるわけではないのですね。

とはいいつつ、ワクチン接種者が増えていけば、社会全体の抵抗力が増し、感染収束へ向かいます。

ワクチン完成から、収束までの間、少しの混乱が予想はされますね。。。

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新型コロナ- 病院に投入される補助金や慰労金、手当金

新型コロナウイルスの感染拡大は、ピークを過ぎた…

なんて言われています。

それはそれで良いことですね。

ここで、新型コロナウイルスの感染拡大によって、病院を訪れる患者が減り、全国の病院経営がやばいというニュースが過去にあったのはご存知でしょうか。

私の働く病院でも赤字です。

冬のボーナスはどうなるかなぁ? なんて話もちらほらで始めています。

そんな状況において、現状で、国や都道府県が、病院にどんな補助をしているのか、ということに関心が集まるわけですが、

国については、重症度に応じた診療報酬の引き上げ、ならびに、空床確保や個人防護具の購入費用などへの補助金の投入がされています。

 

また、医療従事者等への慰労金交付事業というのも行われており、最大20万円が支給されます。

都道府県については、地域差はあるかもしれませんが、医療従事者への特別手当てを支給していたり、PCR機器の整備費用への補助金を出してくれたり等、いろいろとやってくれています。

 

これらは非常にありがたいです。

とくに、PCR機器は、システム接続費用を含めると数百万円から一千万円(定価ベース)のコストがかかるので、新型コロナが過ぎ去ったあと、別の用途に活用できるので、病院にとっては嬉しいです。

…とはいえ、原資は税金です。

政治次第でしょうけれど、将来、国民への負担として跳ね返ってくるかもしれません。

とにかく、はやく収束するといいのですが🙄

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ジムのお風呂とレジオネラ⚠️

フィットネスジムには、浴槽を備え、汗を流すことができる施設があります。

今回は、そんなジムの入浴施設を使う時の心得を書きます。

それは、入浴施設を使う場合、肺炎になるリスクを承知して使おう、という内容です。

レジオネラ属菌です。

レジオネラ属菌がヒトの肺に感染すると、肺炎を発症します(レジオネラ症)。

 

レジオネラ属菌に汚染された目に見えない細かい水滴(エアロゾル)を吸い込むと感染します。

平成14年には、宮崎県内の大型入浴施設におけるレジオネラ症の集団感染事例で、入浴客の中から約300名の感染者が発生し、うち7名が死亡するという大事件がありました。

 

レジオネラ属菌は、濾過器(ろかき)や循環配管内部に繁殖します。

※ちなみに、冷却塔、噴水、加湿器などでも繁殖します。

 

ジムの入浴施設では、複雑な循環ろ過系統を構成していたり、不特定の従業員が管理に従事していたり等の事情から、清掃や消毒が不十分になる場合があります。

ジムの入浴施設を利用するときは、レジオネラ感染がありえることにご留意ください。

万が一、ジムの入浴施設を使ったのちに、肺炎症状が出てきたら、診察した医師に、入浴施設へ行ったことを伝え忘れないようにしましょう。

正確な診断に役立つ可能性があります。

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保健行政はオンライン化が必須

新型コロナウイルスの流行が続いていますが、

新型コロナの対応について振り返ってみて、いくつか気になったことはありますが、ここでは、保健行政に関することを書いてみたいと思います。

何かというと、保健所と、病院とのやりとりが、あまりにもアナログで、非効率だったり、リスクのある方法だったりしたということです。

 

特に、発生届の提出方法と、行政検査(PCR)の結果の連絡方法です。

 

新型コロナ感染疑いの患者が来たときは、まず、保健所に、新型コロナ感染疑い患者として、発生届を提出します。

この方法が、オンラインではなく、手書きした書面をFAXするんですね。

そして原本は、あとで保健所に郵送しなければいけませんでした。

これはとても非効率でした。

 

 

さらに、PCR用の検体を保健所が回収して、検査機関へ運搬され、その後、保健所からPCRの検査結果が病院へ知らされるという運用だったのですが、

わたしの勤務する病院がある地域の管轄の保健所は、PCRの検査結果を、電話でしか教えてくれなかったんですね。

保健所の職員の方に理由を聞くと、「検査機関から保健所への連絡も電話だから。」という返事なのです。

せめて病院への連絡は書面(FAX)でお願いしたい、と頼んでも「できません」という返事でした。

おそらく、書面にしてFAXするのが手間だったんでしょう。

PCRの結果連絡が電話で、伝言リレーになっているなんて、ふつうの感覚では、ありえないですよね。

病院では、緊急時以外は、医師は口頭指示を避けるのが基本なので、医療従事者の感覚に照らしても、ものすごく怖いことでした。

このPCRの連絡、いつかどこかで間違いが起きないか、ちょっと恐いなぁと思っていました😥
陽性患者さんを、陰性患者と間違えたら大変ですよね💦

逆もありえます。

当時、わたしにできたことは、電話で言われた内容を、聞き間違えないようにすること。

それだけでした。

とても、リスキーな方法だったと思います。